グッピークリエーター まっちゃんのお店 アクア ステーション 大阪府摂津市千里丘2丁目10-5 ℡070-9021-6901 営業時間13:30~20:00 定休日(火)
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店長日記&お知らせ:19
2023年09月26日
RREAシンガーアクアマリンブルーテールではございますが、
この幻想的な色彩に相応しい名前に変更させて頂きます。
RREAシンガーアクアマリンオーロラとさせていただきます。
あくまでもニックネーム的なネーミングなのですが、
とやかくは言わないで頂きたいと思います。
この手の品種としてはモスコーピンクも幻想的で、
構造的な構成も近いと思いますので、
アクステでは今後モスコーピンクを扱う際には、
RREAモスコーオーロラと変更するかも知れません。
2023年09月13日
YouTubeの投稿は動画の編集等、
まっちゃんの知識では出来なかったのですが、
頑張ってチャンネルを作ってみました。
初回は店内の様子や交通の便を簡単に解説させて頂きました。

https://www.youtube.com/channel/UC7MfIgbUYoAcu3-UBOqZTOg
2023年05月23日
オールドファッションファンテールと言う品種があるのですけど身体はカラフルでギラギラとしていてコブラに似た表現で、
基本的な遺伝の仕方としては性染色体Yのオスからオスへ遺伝します。
尾びれに関してはオールドファッション○○として色々な品種がございますが今回はファンテールについて話をしたいと思います。
その昔オールドファッションファンテールと言えば尾開きが浅いベールテール調で柄的にはモザイクのような輪郭がしっかりした表現ではなく輪郭がない 緩いモザイクだったと記憶しています。
時が流れオールドファッションファンテールも進化してデルタ調の尾びれを持つ個体も多く見かけるようになって来ました。
ん?あれ?ファンテールってベールテール調の形を表していたはずなんだけど、この頃は緩い柄の事を言っているような気がしますねww
この辺をごっちゃに言ってしまったら絶対にややこしいですやん。
なので、当アクステでは緩いモザイク柄の事はルーズモザイクと呼ぶ事にします。
あとファイヤーワークスって柄があるのですけど、この辺もややこしく思っておりますww
なので当方では濃紺や黒の尾びれに赤や黄や白の火花を散らしたような尾柄をファイヤーワークスとして販売して行こうと考えております。
ネーミングは花やんさんに相談してまっちゃんが唐突に言い出した案なのですけど、
アクステでの販売名ですので皆様が従う必要もございませんのでヨロシクです。
2023年04月12日
時々お問い合わせに希望するグッピーをヤフオクに出品してくれませんか?
とか、言われるお客さんがいらっしゃいます。
申し訳ございませんがご希望には沿えませんのでご遠慮下さい。
ヤフオク出品にはグッピーの個体数や諸事情が色々とございまして、
常時ヤフオクに出品出来る体制ではございません。
アクステがヤフオクに出品していてお得だと思ったらご落札お願い致します。

それと、アクステは予約制ではございますが有店舗として営業しております。
お店のグッピーを見たいとかの見学だけのお客様も歓迎しております。
趣味を楽しむ場としてもお店って大切な存在だと思い無理して再開しましたしね。
でもね、何年経ってもお客様の言動で耐えられない言葉がございます。
それは、(買おうかな?)って言う、お客様の何気ない事前の言動です。
気に入ったグッピーがいなかったら仕方ないんですが、お買い上げ0円でお帰りになられます。
30数年商売をしていますので、慣れてはいますが正直言って凹んでしまいます。
自分はこの商売を生業とする者なので買っていただけないのは死活問題なのですね。
軽々しく、買おうかな?買うのやめとこうかな?は言ってはもらいたくはないのです。
きっと今度買いますとかを言った方が店主が喜ぶとでも思っているのだと思いますが逆ですねww
ま、自分は一晩寝れば忘れてしまいますが記憶には残ってしまいます。

あ、そうそう、お店の再開を考えていて不安しかない状況で再開の目途をSNSで告げましたが、
火災前でもコロナ禍もあり経営状況も政府の支援等で何とか成り立っている状況でしたし、
お店を再開したとしても景況感が良くなるとも思えず迷いに迷っていました。
不安材料は資金面でも悩みましたし、販売するグッピーだって0からのスタートだったのですけど、
沢山のお友達からグッピーの支援連絡をいただき本当に助かり感謝しかないです。
でも中には(送ってあげるよ)と何度も言ってくれて期待もしていたのですが、
一番忙しい開店準備中の最中に何度も飼育相談をさせられ結局グッピーも送ってももらえずなんて事もww
ま、色々諸事情があるのかも知れませんが、その後ご連絡もなしって、ほんま凹んだわ。

小言を少々どころではなくなってしまいましがw発散完了です。
観賞魚業界と言うお仕事が好きで職業として選んでしまったおバカな自分ですが、
感情は我慢すべきかと思いつつ申し訳ないなと感じつつも小言にお付き合い下さりありがとうございました。
2022年09月06日
営業時間内でしたらご来店は可能なのですが、ご来店前にご来店予約をお願い申し上げます。
予約と言うと敷居が高くて堅苦しいイメージなのですが一時間ぐらい前でも大丈夫です。
ようするにまっちゃんがお店に滞在しているかどうかを確かめて頂きたいのです。
まっちゃんには高齢の父親がおりまして介護が多少必要で実家へ行く用事が多く、
お店を留守にする事が多くて常時滞在が難しいのです。

それとご入店にはドレスコードがございます(笑)
従来の土足で入店出来るお店と違いまして一般住居と同じく土足厳禁です。
洋服に関しましては汚れた作業着等はご遠慮下さい。

玄関はごらんのように現在看板もございませんので店とはわからないかも?ですww
室外機の上の郵便受けのネームプレートにはアクアステーションと書いてありますが、
すんごい小さいので気づけないだろうな?(笑)
お近くまで来てわからなければ遠慮なくお電話して下さい。ほぼ皆様電話アリでしたわ(笑)

ま、こんな感じなのですが、よろしくお願い致します。
2022年07月30日
令和3年12月1日の巻き込まれ火災で全焼させられて、
商売の復活を目指し、ようやく通販サイトも再構築出来ました。
まだまだ以前のような品種のラインナップは出来ませんが、
以前と変わらぬお取引のほどよろしくお願い申し上げます。
2021年04月06日
時代はキャッシュレス決済が増えて来まして、
アクステの店頭販売ではpaypayを導入していますが、
通販ではpaypayの利用は許可されていませんでした。
当方が利用している通販運営サイトのおちゃのこネットにて、
通販でもpaypayが利用が可能になりましたのでお知らせさせて頂きます。
私がまだシステム的に不慣れで不手際があるかも知れませんが、
決済方法のひとつとして、ご利用頂けたらと思います。
2019年11月20日




グッピーのネーミングなんて作者の自由だと思うのだが、
それじゃ~ダメだと言われる方もいて困ります。
アイボリー系品種ではブルーなちゃらとか、
パープルなんちゃらとか、バイオレットなんちゃらとかがいて、
グッピー飼育が浅い方には、とってもややこしいんです(笑)
グッピー販売を生業とする俺はグッピーの名前にそれ程執着している訳でもなく、
グッピーの表現とマッチしていればOKな派なんだけどww
初心者様には青いグッピーなのにアイボリーグラス?って、
なんでやねんwって感じなようでしてw気持ちはわかります(笑)
なので俺は色覚的に感じる色合いを基準に名前を付けをしますが、
グッピー遺伝学の詳しい方には、それではダメなようですww
アクステの販売ページには説明文にアイボリー遺伝子揃いと書いていても、
やっぱり、それでもダメなようですww
色々考えてブルーなんちゃらの前に遺伝子記号iiを付ける提案をしても、
やっぱり、それでもダメなようですww
遺伝子記号iはIvory(象牙色)の頭文字から付けられていますが、
あんまり知られていませんが実は育種遺伝学の学術書では既に、
incompleteと言う不完全優性の青を示す遺伝子が紹介されている。えっダメじゃんww
それに厄介な事に筒井本ではviolet(バイオレットvv)もiiと同じ意味合いでも使われていますww
こうなってくると二文字使いのivivとするべきか?wあぁ~面倒くさい(笑)
それに既にバイオレットモザイク、スカイブルーネットグラス、アイボリーグラス、
ラベンダーグラス、パープルグラス等の品種名が存在してしまった後ですから、
今更分かりやすく遺伝子名を使いましょうなんて事も言えませんよね。
それに当時のグッピー創作者様にはネーミングへの拘りもございます。
ややこしい話をすればrヘテロのアイボリーホモの名前はどうするんだよww
こんな話でFacebook上で平行線になった方がいらゃっしゃいましたが、
双方に正論もなく着地点のないやり取りで俺としてはスルーして欲しかった。
考え方の違いなんでよくある話でコメントした側が控えるべきでしょう。
俺はグッピー遺伝の勉強して間もない頃には名前と遺伝子の関係が本当にわからなくて、
グッピー品種は名前でスッキリしないものかと思いましたが、
今にして思えば、それも勉強であって経験として身に付きましたので、
あんまり細かい事が気になりませんし気になれば聞きますし自分で調べます。
少人数だがグッピーの遺伝学的な要素を知りたい方は創作者に尋ねるべしです。
こんな些細な議題で遺伝学好きな少数派の友達をなくしたくはないものですね。
ま、25年寄り添った夫婦でも考え方の違いで離婚したりするんだから仕方ないか(涙)
2019年11月06日


グッピー飼育をするのに遺伝的な知識はとくに必要はないです。
グッピーを飼育されている方で遺伝の事は難しいしと拒絶される方も多いですが、
別にそれはそれで楽しく飼育出来ているようでしたらとくに問題もございません。
少数派ながらグッピーの遺伝システムが楽しい思う方もいらっしゃるだけです。
俺はニューグッピー作出が好きなだけで遺伝学はそんなに好きではないww(笑)
ただグッピー屋のプロとして営むには質問に適切な回答も求められますし、
グッピー専門店を名乗るのであれば必要な知識だと思っています。
それに何より自分の作出中グッピーの固定化や改善も必要なので、
毎日何かと考えまくり頭は何時もオーバーヒート気味です(笑)
この近年では一般的な飼育者がヤフーオークションとかでも簡単に販売が可能ですが、
中にはとんでもない奴がいて難しい話は(アクステで聞いて下さい)とか、
オイオイ俺は自分が売ったグッピーにしか対応はしませんからね。
アクステで買ったグッピーだからとグッピー画像を勝手に使って出品したりとか、
元をとらなければいけないので子供が採れたら親魚を売ってもいいですか?とか、
もう信じられないしwめちゃくちゃな考え方としか思えない。
俺は趣味として楽しむ方へ販売しているのであって販売のお手伝いはお断りです。
ヤフオクではプロと違って趣味の延長線上でいくらで売れてもよいと考えている人がいて、
グッピー相場をどんどん低下させてしまっています。
そりゃ~安く買いたい人には大歓迎かも知れません。アクステが無くなっても関係ないしなww
専門店はほんまにしんどいよwプロ同士のビジネス戦なら価格的にも限界があって、
経営者の経費削減や創意工夫で戦える環境ではございますが、
ド素人の責任も持たない、いくらで売れてもいいなんて奴には価格で勝ち目なんて(涙)
どの業界でも同じような感じだけど難しい時代なんだなとは思う。
ま、こんな話はどっちゃでもいいんで本題を書かねばw
遺伝学に拒絶反応が強い方へアドバイスです。
少し勉強をするだけでグッピーの品種を維持する上でも有利ですし、
体色の変更で品種バリエーションを増やしたりも出来ます。
メンデルの法則程度でしたらそんなにも難しくないと思いますよ!
知識を付ければ付けるほど種親購入もしなくて済みお財布にも優しい・・・かな?ん?
ただ、問題なのが水槽本数が倍増しやすくなる欠点もございますww(笑)

写真はレースコブラトップソード
これはゴールデンと交配でのF1でゴールデンとのヘテロですが、
次の世代にはゴールデン体色が25%出現します。
ゴールデンの子供を集めてゴールデン同士の交配で、
ゴールデン体色の固定化は完了っす。ほら、簡単でしょ!
2019年10月26日




俺は生れた時から熱帯魚屋の息子として生まれ18歳の頃から観賞魚業界人なのだが、
出来れば大企業の御曹司として生れたかったと親父には言えないww(笑)
勿論30数年前にもグッピーの飼育もしていまして、
グッピーの病気関連では30年前でもハリ病は出ていました。
その頃は森グッピーさんの知識や対処方法が伝わり聞いていましたので、
俺も普通に塩を使って何とか病気を抑えていました。
その頃は、ただ単に子供を採っているだけなので、
とくに品種改良とかの他の品種とクロスの経験がなく、
その頃のクロスでの状況が気になっていました。
先週、関西の金魚イベントで花やんさんが関西へお出かけと聞きまして、
ウチにも少し寄ってくれると聞いていましたので、
花やんさんに俺が感じている病気のイメージを伝え30年前の状況を聞いてみました。

(花やんさんは故筒井氏と二人三脚でグッピーの研究をされ、
専門誌にもグッピー記事を執筆、更に金魚本の著作でも有名な偉大な歯科医師様です。
この頃のお客様は故筒井氏の功績すら知らない人も多く泣けて来るのだがww
ま、亡くなられてから10数年経ちましたから仕方がないのですがね。)

やはりその頃でもアタルとか喰らうと言う現象はあったようです。
症状は強くはないもののキャリアだったのかなと・・・?
もう何年前かは忘れましたが外国産グッピーからきつい症状の病気が入って、
その頃の国産グッピー業界はてんやわんやの大騒ぎだったのですが、
俺は普通の熱帯魚屋のオヤジでしたので商売での影響は少なかったのよ(笑)
しかし、その頃は普通の熱帯魚屋さんでも外国産グッピーは人気商品なので、
試行錯誤しながら一生懸命治療をした経験がございますが完成形にはならなかった。
俺は観賞魚業界人としては二代目で親父は何時もうるさく言っていましたが、
魚は入荷後に必ず薬浴してコンディションを整えて販売しろと言われました。
なのであらゆる魚種で治療方法を研究しコンディションの良さでは一目置かれていました。
親父もその技術があれば熱帯魚屋で喰いっぱぐれる事はない!と断言していましたが、
残念ながらお客さんに魚の良さを見抜ける方が少なく、少し値段が高いだけでも厳しく、
デフレ状況による価格的に安さばかりを求められ一般的な熱帯魚屋としては断念した。
実は今までに経験した魚種に応じた飼育知識や治療方法等は宝の持ち腐れ状態なのね(笑)
そんな頃スカイブルーネットグラス作者のき~さんがご来店され、
(筒井さんが亡くなりはったわ)と聞かされ気になって筒井さんの本を読み始めたのきっかけだが、

(き~さんは平成3年に吹田アクステを開店して間もなくからのお客様だったはずで、
その頃俺はグッピーにはそれ程興味はなかったのですが、き~さんと話をしていて、
ガラスのグラスなんかを飼っていると聞き、なんかシブイなと感じた記憶がございます。
お付き合いの後々にき~さんのグッピー歴を知るのですがスゲー方でしたわww)

俺にとってグッピーのジャンルでは治療方法も未完成で中途半端やし、
難しい分野だけど難しいから誰にも簡単には出来ないと思いまして、
商売の経営方針の転換期でもありましたし、遺伝学の面白さにもやられたのww(笑)
気づけばあれよあれよとwグッピー専門店になってしまいましたがww
グッピーの病気に関しては大いに悩み失敗も繰り返し、
どうすれば安心安全なグッピーをブリード販売出来るのだろうかと日々研究中です。
今のところ感じているのは俺の知っている範囲で30年前の国産グッピーの症状が、
海外系から強い症状に変わっただけでウィルス説が有力だが同じ病原だろうと、
花やんさんとの話の中で合致したような気がしています。勝手にそう思っているだけかも?(笑)
と、言う事でグッピー飼育歴の浅い方へ助言させて頂きますが、
国産グッピーと言えども、いきない混ぜて飼育するのは危険なのです。
ネット情報では国産グッピーなら安心説が都市伝説的に流れていますが噓ですからね!
俺が思う現状での安心安全なグッピーとは、子供にハリ病が出現しないが基本でして、
その確認が出来ていない時点で混ぜるのは危険な行為と言っても過言ではございません。
2019年10月16日




アクアステーションのまっちゃんがグッピー飼育研究経験に基づき、
仲良くして頂いてる経験豊富なグッピー愛好家さん達とのお話しを合わせて、
現時点でグッピー飼育における注意点を書かせて頂きました。
少し難しい内容になってしまいましたが、これ以上易しくは書けないです。

☆グッピー品種の固定度について。
日々固定度の向上を目指していますが、
生物全般に言える話なのですが100%の固定率は不可能です。
対の染色体には単純な減数分裂だけではなく、
減数分裂時に転座をして遺伝子の場所が変わる事もございます。
又、染色体の遺伝子には転座だけではなく、
壊れてしまう事や機能を獲得する事もございまして、
グッピーの見た目だけでは判断出来ない場合も多いのです。
簡単に言えばオス表現では見た目で大体判断が可能ですが、
メスに関しては表現的に判断不可能な場合が多いのです。
2本あるX染色体の内1本に狂いが生じている事もございますので、
品種維持で飼育を楽しみたいのでしたら、
1ペアからのスタートではなく複数ペアからの飼育がおすすめです。
グッピー飼育歴が浅くグッピーの遺伝マニアさんに完璧主義な方が多いのですけど、
アクアステーションのグッピーは遺伝研究用の材料ではござませんので、
遺伝学的に完璧を求めないで頂きたいです。

☆グッピー特有の病気について。
購入してもすぐに尾びれを縮めてフラフラしたり、子供が採れてもハリ病が出たりと、
当店に初めて来店されるお客さんに多い症例なのですが、
どうもキャリアグッピーを購入されている確率が高いように思います。
このキャリアグッピーと言う存在が厄介でして、
簡単なはずのグッピー飼育を難しくさせています。
これまた厄介なのがキャリアグッピーの見分けの困難な事で、
一見して健康そうに見える個体も多いのです。
(世間的に国産グッピーならグッピー病は大丈夫なんて事を言ってますが大噓です)
現在この疾患は免疫力が低下するウィルス説が有力でして、
通常の飼育環境には魚に悪さをする常在菌も沢山存在していまして、
免疫力がないから常在菌類にやられてしまうのだと感じています。
飼育水中に塩を投入して治療される方が多いのではありますが、
確かに塩による殺菌効果で水中の常在菌量が減って、
その間に魚がウイルスに対する抗体を作り免疫力が高まります。
されどこの方法を繰り返しているばかりではキャリアグッピー作りの繰り返しです。
はたしてキャリアなグッピーは治療可能なのだろうか?と言う疑問でもあるのですが、
頑張って治療を進めていたら全く塩を使わなくても大丈夫にもなる場合があって、
そのグッピーの状態がノンキャリアかどうかはわかりませんが、
その後は塩を一切使わずに飼育が可能になりクロスで混ぜても安心な状態を何度も経験しています。
私が考えているキャリアグッピーの状態には2パターンありまして、
弱キャリアと強キャリアな状態でして、強キャリアなら環境が変わっただけでアウトです。
弱キャリアな状態では、そこそこ飼育出来てしまうのですが、
絶対と言って良いぐらい子供にはハリ病が伴います。
勿論このお話しは水質悪化による影響がないのが前提で亜硝酸濃度によるハリ病とは違います。
この弱キャリアグッピーがかなりのくせ者で一見して普通の個体なので、
その水槽の水に気を遣わずウイルスを含んだ水を他の水槽にも入れて調子を崩したり、
中途半端に水替えをして新たに購入したグッピーを入れて調子を崩したりと、
まだ飼育経験の浅い方達はかなり苦労されて相談に来るお客さんが多いです。
アクアステーションのグッピーをお求めの際は水槽リセット後の新しい水がベストです。
セット初期の亜硝酸濃度の上昇には注意が必要ですがウイルス混入水槽では飼育が困難です。
当アクアステーションでは安心安全なグッピーのブリード販売を目指しておりますが、
グッピーには微弱なキャリアみたいな現象もございまして難しいと日々感じています。
当店を含め何処のグッピーでも導入当初は注意が必要でして、
子供が採れてハリ病の出現もなく順調に育つまでは安心なんて出来ないのです。


最後に現在でも国産グッピーの世界は曖昧であやふやな部分も多い世界なのです。
日々完成度を追求しておりますが工業製品のような完成度ではございません。
工業製品ではないグッピーは到底完成個体なんかは作出不可能ですので、
飼育者はご理解の上でグッピー飼育を楽しんで頂ければと思います。
2019年01月05日





写真の個体はコイ丹頂♂とレッドテール♀のクロスなのですが、
F1の段階で♂がタキシードっぽい黒い表現になりましたので、
この黒っぽい表現がXタキシードではないと考えられます。
♀個体の方も、黒っぽい感じになりましたので、
どうやらYタキシードでもないと考えられます。
では、何なんだ?と聞かれても困るのですが(笑)
現在のグッピー遺伝の考え方的には常染色体でも、
優性に働く黒くする遺伝形質があると言われています。
まず間違いなく、このタイプの遺伝だと思われる結果となりました。
昔ながらのモスコーにも、この手の遺伝が備わっているのですけど、
今回のコイ丹頂クロスでは黒さがモスコークロスと違い黒色が濃く見えます。
常染色体の場合はホモとヘテロとの違いなんかもあり、
少しややこしいんだけど、現段階では全てがヘテロですが濃ゆいです。
それと性染色体タキシードとの組み合わせも可能なものですから、
下手にクロスしたら、もっとややこしくなるんですよね(笑)
アクアステーションでは従来の性タキと区別する為に、
勝手ではございますが、便宜上ブラックタキシードと名付けます。
あ、そうそう丹頂表現の出現は30匹に1匹ぐらいは出ていますが、
遺伝法則等、謎のまま数年経っていますなww
いやぁ~まったくもって、わからんわ(汗)
2018年03月02日





この頃オリジナルグッピーを作出される方が減っているように思います。
グッピー飼育の楽しみ方は自由なので自分に合った飼育スタイルでOKなのですが、
自分しか持っていない品種を飼う。ってのも楽しいものでして、
俺はこっそり内緒でニヤニヤしながら一人で楽しんでいます(笑)

この創作ジャンルを狙っている方も少しはいらっしゃいますが、
なかなか上手に飼育が出来ていない方が多いと感じています。
一番多いパターンがクロスして、すぐに片方が死んでしまう。
と言うパターンでして、生き残る方が病気持ちのキャリア個体なのです。
このグッピーや胎生魚に見られる特有の病気なのですが、
はっきりとした原因はまだつかめていないのですが、
やはりウィルス説が濃厚なようでして、発病すれば免疫力が落ちて、
水中の常在菌によって、やられるような感じなのです。
塩を使って発病を抑え免疫力を付け誤魔化した飼育方法がありますが、
結局はキャリアの量産をされている感じでして、
こんな魚とノンキャリアとのクロスでは絶対に失敗します。
ノンキャリア魚の解釈が少々難しくて、
一回も病気にかかった事のない系統なんて存在しないはずで、
何らか形で病原が排除されるのか、発病しない魚になるのですが、
かと言って強い免疫力を持っている魚とは言えなくてねww
現経験では上手にクロスを楽しむにはノンキャリア同士でないと無理です。
その辺のからくりを把握するのに俺は10年ぐらいは泣いたぞ(苦笑)
後は遺伝的要素や作出イメージなのですが、
この頃はネット検索しても、あんまりヒットしなくなって来ました。
昔は熱心なマニアさんがHPで公開されていましたが今は減りましたね。
生き残っているサイトを一つ紹介しておきますが、何時まであるか?です(笑)
http://mannequeen.net/portal/mirror/DEFAULT-Sample-/homepage1.nifty.com/hisyo/30breed0.htm
さぁ~ニューグッピー作出を楽しむ少数派、数名の皆様ww
どうぞ、どつぼにハマって一人薄暗い部屋でニヤニヤして下さい(笑)
2018年01月13日




サンセットの定義が曖昧化しているように感じます。
サンセットは品種ごとに特徴が違う面もございまして、
胸鰭が白いとか伸びているとかだけでは判断出来ません。
今回はドイツイエロータキシードにだけスポットを当てて書きます。
まずは胸鰭なのですが白い事は絶対要素であります(笑)
徒長に関してはよくわからないww系統による差だと感じています。
それと胸鰭に白さが少しだけ表現するタイプですが、
これはサンセットではないと思います。
現在アクステでドノーマルなドイツメスとクロスをして、
何世代か採りましたがサンセットは得られていません。
ちょびっとだけサンセットと言われていますが、
確かにサンセットを使う事で得られる表現ではあります。
俺もサンセット特有の何かが貰えるのかな?と考え、
サンセットメスとクロスをすればサンセット率が飛躍的に向上するだろうと、
安易に考えやってみたものの、
結果は普通にサンセットを使った時と変わりはなかったです(笑)
あとサンセットの特徴と言えば体形です。
弾丸型ロケットのような体形で、尾筒がすぼむ個体が多いです。
ただ尾筒部は奇形的な個体が多く出現してしまうのも特徴の一つです。
かと言って奇形的な個体を販売するのは心苦しいのでありますが、
現状のサンセット出現率では個体数が少なく、やむを得ない状況でしょう。
そんな奇形的な個体でもサンセット遺伝子の有効利用はアリだと思います。
体の色彩に関してはドイツイエローの場合大きな差は出ませんが、
頭部周辺に金色に輝く個体が出現するのも特徴の一つでしょう。
2017年11月28日




アクステではエンドラーズ系の品種を多くキープしているのですが、
このエンドラーズと言う魚はグッピーと比べたら、
どうも水質の悪化(水質酸化+雑菌増殖)に対して弱いのです。
弱いと言いましてもぽろぽろ死んでしまうのではなくて、
主にメス個体で見られるのですが、肌やヒレが曇ったり傷んだり、
白い点々(白点病ではない)が出来たりします。
軽症の内であれば水換えで簡単に治ります。
これは病気らしい病気とは言えない症状なのですが、
たぶん水槽内で増える雑菌量との関係だと思うのですけど、
水草が沢山育っている環境では、この症状あんまり見ません。
(水草には雑菌を無害化する能力があるらしいです)
では、エンドラーズは何故こんな症状が出やすいのだろうと考えてみたっ!
かなり前になんだけどスーさんにグッピーの鱗の話を聞いた事があって、
グッピーの表皮は鱗と言うより伸び縮み可能な膜って感じだと聞いた。
それで、何となくなんだけどエンドラーズの膜は薄いので、
ボディの発色をダイレクト見れて鮮やかなのではないか?
とか思うのであるが定かではない(笑)
そこでだが膜が薄い分だけ強度も弱いのだろうとか?
うぅ~ん、やっぱわかんねぇ~やww勝手な想像ばかりで、すんまそん。

2017年11月24日





タイ産のこの品種を色々とクロスして、
見えてきた遺伝的構造を少し書いてみよう。
(直系でも個体によっては構造差はあると思いますので、
 全てのタイ産系統が同じ構造とは言えません)
ウチで維持している系統は、
劣性アイボリーホモで青を表現しているタイプです。
なので、アイボリーが外れた場合は赤い尾びれになります。
しかもYのFilがなければ細かい模様は消滅します。
その赤色ですが、かなり薄い色合いの透けるような赤です。
その赤さには個体差がありまして、赤が濃ければ紫色寄りになります。
又、薄いのは青なのですが、部分的に透明にもなりやすいのです。
この品種はその辺の色合いをコントロールするのが非常に難しいです。
2017年11月15日





遺伝学の本を見てますとコーダルピグメントと言う遺伝子があるのですが、
実は表現的に詳しい絵もなくて今一わからんのだよww
一般的にはモザイクの表現だと言われているのですが、
なんか大雑把でしっくりこないんだよ。
コーダルピグメントに関しては学術論文があるらしいけど、
俺が手に入れても英文だから読めないし仕方ないだろうww(笑)
で、しゃ~ないから俺なりにコーダルピグメントを色々と考えてみたっ!
これはたぶん模様ではなくて色素細胞を作る遺伝子なんだと思う。
色的には白と黒がメインで赤に関しては微妙で、
コーダルピグメントでの赤もあると思いますが、
それ以外で働いている赤もあると思います。
育種遺伝学の本でこの遺伝子領域は転座可能な領域だと書いていまして、
その転座率10パーセントぐらいはあると書いてあるのですが、
だとすると遺伝子の片寄りみたいな現象があると思うので、
それによって好みの色を集める作業が可能なんだと思う。
例えばドイツの赤や黒のシミなのですが、選別によって排除していくのですが、
その選別作業そのものが転座を利用した品種改良なんだと思います。
Cpは優劣関係では優性で対立遺伝子はChなような気がします。
2017年11月09日




フィリグランやレースの表現なのだが、
遺伝子的な話になると難しい、と言うよりわからない(汗)
問題は、その表現の仕方が多岐に及びややこしいんです。
ポリジーン遺伝によって強弱があるのか?
遺伝子そのものが強弱を作っているのか?
レースの遺伝子領域が何分割になっていて、
揃ってる量とか複対立遺伝子とかで強弱があるのか?
それと、遺伝には優性や劣性(今は顕性潜性)がありますけど、
通常は常染色体での表現型を言いますが、
性染色体にだって優劣と言うか上下関係みたいな感じがあるんだけど、
レースやフィリグランは優性的でやや強いです。
なら対立遺伝子は何ですか?聞かれたら困っちゃうんだけどww
俺的にはノンカラードを疑っています。

あ、そこのあなた、気絶しないで下さい。
まっちゃんは時々思考をぶちまけたい性格なもんで(笑)
グッピー飼育は遺伝とか難しく考えても楽しいんですよ。
勿論、飼育スタイルは人それぞれでして、
上手に飼育出来ていれば、楽しいんですよ!

2017年11月01日
この頃通販サイトへのアクセスが多いので、
日記のコーナーを少し充実させようと思います。

サンセット表現の他品種化を色々とやってはいるのですが、
これが、なかなか難しくて、販売出来そうな個体が出来ないのですが、
やっとのことでソード系のサンセット出来ました。
出来ましたと、言ってもまだ不安定な要素も多い品種ではあります。
誰か一緒に、この表現型を楽しんで頂けたらなぁ~なんて思っています。

サンセットって、何ですか?と言われましても、
これが正しい答えが言えない表現型で、遺伝型なのは間違いなさそうです。
現在、私のグッピー友達の間では常染色体優性だと言われていますが、
出現率だけで見たら、そんなに単純ではないのは確かです。
まっちゃん説は性染色体異常のXXYやXXXやXXXXを疑っていますが、
調べる方法もございませんので、お手上げ状態ですww(笑)
なんつったって、オスの体形がメス的でグラマーでしょw
だんだん、そんな風に見えて来たでしょwwほんとかよ(苦笑)

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